ラーメンやチャーハンでお馴染みの「チャーシュー」は、日本だと基本的に「煮豚」が多いですが、中国では「叉焼(チャーシュー)」と言えば「焼き豚」が一般的です。
今回は、中国風でも日本風でもない、どちらかと言うと、ちょっとピリ辛でパンチのあるコチュジャンベースの万能ニラダレに漬けた韓国風の「焼き豚」をご紹介します!!
材料 (Ingrédients)
【材料】(3〜6人前)
・豚の塊(豚肩ロースがおすすめ)・・・800〜1000g
・塩・・・適量
・にんにく・・・2〜3片
・ごま油(サラダ油)・・・大さじ1
・「万能コチュジャンたれ」・・・600cc〜
作り方(Instructions)
●豚肉の塊を用意し、フォークで全体的に刺して、味がしみ込みやすくする。
●塩を全体的に振ってなじませる。
●お肉がすっぽり入る(ジップロックなど)ビニール袋に「万能コチュジャンたれ」とお肉を入れ、よく揉み込み、空気を抜いて、1日〜2日間、冷蔵庫に入れて味を染み込ませる。
●オーブンを200度に予熱設定しておく。
●フライパンを用意し、ごま油(サラダ油)を引き、塊肉と一緒に漬け込んでおいたにんにくを取り出し、香りが経つまで炒め、漬けておいた塊肉を入れ、表面を焼く。
※にんにくは少し潰してあげると一層香りが出ます
●表面に焼き色が付いたらひっくり返し、裏面も焼き、さらに側面も焼き色が付く程度さっと焼いて、200度に温めておいたオーブンに入れ、50〜60分じっくり焼く。
●途中、5〜10分おきくらいの間隔で、漬けダレをまんべんなく刷毛でかけ回してあげるとより一層味がしみ込みます。(お手間な場合は、2〜3日じっくり漬け込んだ塊肉を使った方が味が定着します)
●一番火が通りにくい真ん中を切ってみて、生焼けしていなければ完成です。
「焼き豚(チャーシュー)」の活用法は様々です!
そのままおつまみとしても、ご飯と一緒に豚丼にしたり、ラーメンの上に乗せたり、チャーハンにしたり・・・。
【本日の食材】どこの部位がチャーシューにはおすすめ?
最後に、海外(特にヨーロッパ)で簡単に手に入る塊肉ですが、お肉専門店やスーパーのお肉コーナーには様々な部位のお肉が販売されています。
チャーシュー用の肉は、フランスの場合、大抵塊肉には「ROTI(rôti)※ロースト用のお肉を意味します」っと表記されている場合が多いです。
ヨーロッパの塊肉(※特にRôti de Porc)の基本調理方法は、オーブンで焼くか、ココット鍋で煮込む料理が一般的です。そのため、すでに紐で結ってある状態で販売されています。
そして、チャーシュー(焼き豚)で利用する場合は、「ROTI EPAULE」、「PORC EPAULE SANG A ROTIR」などの肩肉、肩ロースの塊が安価で手に入りやすく美味しいです。
ただ、気をつけて欲しいのは購入したばかりで新鮮なはずなのに、豚肉は部位や豚の飼育方法で豚独特な臭みがある場合があります。
フランスではワインや蜂蜜、ハーブやにんにく、生姜で臭い消しをする下準備が一般的ですが、今回のチャーシューの場合は、にんにくやお酒などが入っているため、漬けダレに漬ける事で、匂い消しになります。
もし、臭みが気になる場合は、タレに漬ける時間を半日〜1日ではなく、2〜3日漬ける。
または、肩肉の部位の中でも種類がいろいろあるため、比較的脂身が少ない豚肩ロースがオススメです!
●EPAULE(肩肉)のおすすめ調理方法
Ragoût(煮込み)、 Hacher(挽肉 )、 Rôti(ロースト)
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