フランス、ヨーロッパを中心に現地の食材・調味料で作る日本食や地中海食料理ブログ!

【レシピ】基本の自家製「魚の出汁」の作り方〜和風だし〜

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「魚のあら」があれば試して欲しい、魚の出汁の取り方をご紹介します!

魚のアラとは?
魚を2、3枚おろしにした切り身を取り除いた時に残る、頭、背骨周辺の中落ち、かま(魚のえらから胸びれの付いている部分で脂肪が多いところ)、尾びれ、骨の周辺を「アラ」と呼びます。

目次

材料 (Ingrédients)

【材料】(作りやすい量)
・魚2〜4匹分の頭、カマ、中骨(鯛、スズキなど白身魚がおすすめ)
・水・・・1000cc
・昆布・・・5cm
・酒(できれば日本酒)・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1

《魚の下処理用》
・塩・・・適量
・酒・・・50〜100cc

作り方(Instructions)

●魚をよく洗い、血合いなどを綺麗に取り除く。特に魚のエラの部分や骨の関節部分に血が付いている場合が多いので、取りにくい場合は(新品の)歯ブラシなどを使うと綺麗に取り除けます。

●ヌメリや汚れを、塩をまぶしながら洗うとより一層綺麗に処理できます。

●綺麗に洗った魚をフライパンやオーブンで焼くと、より一層臭みが消え、旨みが出ます。

※オーブンがない、フランパンで焼くのがお手間な場合は、塩をよく揉み込んで、一度サッと1分ほど、熱湯で湯通しをするか、バットやお皿に並べた魚に熱湯をかけて「霜降り」をすると、魚の臭みが取れます

●深めの鍋に水を張り、昆布(出来れば10分程)を漬けておきます。

●昆布が入った鍋に「魚のアラ(頭)」と酒を入れ、沸騰させずに、弱火から中火でグツグツ10〜15分程煮出します。

●酒の臭みが無くなったら完成!

JAGAKO

強火で一気に煮出したり、長時間煮込むと苦味が残るので短時間で煮出すだけでも十分良い出汁が出ます!

「霜降り(湯引き)」とは?
調理する下処理の段階で、肉や魚など、その臭みの元となる脂・血・ヌメリなどを熱湯をかけてサッと落として、臭みを抜き、旨みを閉じ込める効果のある技法

あとがき

私の住む南仏では日本では見た事の無いような地中海産の珍しい魚介類がよく手に入ります。

でも、そのほとんどが、日本の様に切り身で販売されていない事が多く、魚は丸焼きで食べる事が多いです。

そんな、海外に住んでいると綺麗に捌かれたお魚よりも頭付きの魚が主流なので、一匹丸々購入する事が増えました。

でも、小さい子供には骨つきだと嫌がられるので、結局・・・私が、骨と身を取り分けてあげる事になり、手間だったりします。

JAGAKO

もう、小学生!
箸が使えるんだから自分で食べて欲しい・・・

だから、子供用に切り身だけに捌いてしまえば誰でも簡単に美味しく食べられる!

GONZO

じゃぁ、わざわざ頭付きを買わずに、切り身になっているのを買えばいいんじゃない?

っと、言われますが、フランスでは、限られた魚しか切り身になっていないので、(サーモン、マグロ、cabillaudと呼ばれるタラの一種など限られる)結局、頭や中骨など、不要な部分までお金を払うのが基本なので、捨てるのはもったいない!

っと、いう事で、行き着いた先が、頭も骨も全部使い切る!!でした。

我が家では一ヶ月に最低でも一回は大量に魚を購入するため、毎回お決まりの料理パターンの一つに、出汁を取っています。

この出汁で、あら汁、炊き込みご飯などに魚三昧の料理に使っています。

覚えてしまうと簡単なので、魚の頭だけでもあれば、簡単に作る事ができます!

JAGAKO

だし汁は、冷蔵保存で2〜3日保存できるので、
ぜひ、お試しあれ!!

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