「コロッケ」は、昔懐かしい、日本人のソウルフードの一つですが、作るには工程が多く、パッと作るのには正直、骨が折れる料理です。
でも、旬のじゃがいもが手に入った時や、大量に消費したい時など、多めに作って、揚げるだけにして、冷凍しておけば、いつでも食べる事ができます。
今日はあんまり料理したくないなぁ〜
っと、思っていても子供がいると作らない訳にはいきません。
そんな時に活躍してくれる「我が家の自家製コロッケ」です。
材料 (Ingrédients)
【材料】(作りやすい量)
●(大きめの)じゃがいも・・・8個(約800g〜1000g)
●塩(粗塩)・・・大さじ2
●水・・・3L
・牛挽肉・・・200〜300g
・玉ねぎ・・・1個
・人参・・・1個
・サラダ油・・・大さじ2
《合わせ調味料》
●砂糖・・・大さじ1
●醤油・・・大さじ2
●みりん・・・大さじ2
●胡椒・・・少々
《衣1》(バッター液)
★小麦粉・・・大さじ10
★マヨネーズ・・・大さじ2
★水(牛乳)・・・大さじ4
★ベーキングパウダー・・・小さじ2
★卵・・・2個
《衣2》
・パン粉・・・適量
作り方(Instructions)
●じゃがいもは皮を剥き、大きい場合は、火が通りやすい様に半分〜4等分程に切り分ける。
●深めのお鍋に水を張り、じゃがいもと塩を加えて強火で火にかける。
●沸騰したら、中火で15〜20分程、芯がなくなるまで茹でる。
※途中竹串で刺して、スッと通れば茹で頃です
●じゃがいもを茹でている間に、フライパンにサラダ油を引き、みじん切りにした玉ねぎと人参を入れ、しんなりするまで炒めたら、牛挽肉を入れて、火が通るまでしっかり炒める。
●《合わせ調味料》を加え、水分が無くなるまでよく馴染ませます。
●茹で上がったじゃがいもを熱いうちにマッシャーで潰し、炒めておいた牛挽肉と野菜のタネを加え、よく混ぜ込みます。
●平らなバット(お皿)にタネを伸ばしながら入れ、粗熱を取ります。
※熱いままだと火傷をしてしまうので、一旦冷蔵庫で冷やしてから成形すると安全です
※一旦冷やす事で、破裂しにくくなります
●成形しやすいくらいに固まったら、お好みの大きさに分けます。
※同じ大きさのコロッケを作る場合は、12〜14等分くらいに線を入れ、分けておくと同じ大きさに仕上がります
●《衣1》(バッター液)を作ります。
材料を全て平バット(お皿やボール)に入れて、よくかき混ぜます。
※白身が残っていると破裂する原因になるので、必ずよく溶いておく事が大切です
●じゃがいもを成形して、《衣1》(バッター液)に落とし、全体的に絡む様に付けます。
●パン粉をまんべんなく付けたら、160〜180度の油でキツネ色になるまで揚げたら完成です。
●我が家は、お弁当用、ごはん、もしくはパンに合う大きさなど、3種類くらいの大きさに成形します。
※例えば、円形や小判形、球体など用途別に使いやすい形に成形する事が多いです
まとめて作っておけば、サッと揚げるだけで、料理の献立を考える手間が減ります!
【本日の食材】La pomme de terre(じゃがいも)
「La pomme de terre(じゃがいも)」の品種は、世界で約2000種類もの様々な「じゃがいも」が存在します。
その中でも、主にフランスのスーパーなどで取り扱われている品種だけでも20種類以上販売されています。
ちなみに、マッシュポテトに最適なのが、フランス国内で一番栽培されている、
「Bintje(ビンティエ)」が最適です。
日本の男爵薯よりも、しっとり感があり、「コロッケ」にするのに、成形しやすい「じゃがいも」です。
そして、マッシュポテト以外に、煮る、焼く、揚げる、サラダ、スープ、グラタンなど、いろいろな料理に広く使える万能な品種です。
《じゃがいもの特徴》
●食物繊維が豊富
●ビタミンB群
●ビタミンC
●ミネラル
●カリウム
●マンガン
【本日の食材】Chapelure(パン粉)
揚げ物のサクサク感はズバリ!パン粉にかかっていると言ってもいいほど、今までいろいろ試してきた中で一押しの韓国産の「Chapelure(パン粉)」です。
実は、近所のフランス系スーパーの日本食コーナーでは、日本産のパン粉が手に入りやすくなってきました。
ちなみに、義理母から教えてもらった、フランス人が普段使う「パン粉」は・・・
キメが荒く、食感がザクザクした感じが特徴です。
日本の様にたっぷりの油で”揚げる”っと、言うよりも「Escalope(エスカロープ)」っという、薄く油を引き、揚げ焼きするのに用いる事が多いため、この質感なのだとか。
「Escalope(エスカロープ)」とは?
●日本のとんかつに似ていますが、とんかつよりもミートハンマーなどで薄くして、パン粉をまぶして揚げた料理で、カツレツに近い料理
●主に仔牛肉を使った「Cordon bleu (コルドン・ブルー)」っという、肉を薄く叩き、ハムや生ハム、そしてとろける系のチーズを包み、揚げるか、薄く油を引き、揚げ焼きにする料理と間違われる事がある
【本日の食材】「Huile pour Friture(揚げ油)」
渡仏して感じたのは、日本は本当に”揚げ物大国”だという事。
フランスでは、意外に揚げ物のレパートリーが限られているためなのか?
健康食がお好きなのか?
実は、日本人ほど、揚げ物をフランス国民はあまり食べません。
もちろん、フランス国民が大好きな”揚げる食材”といえば「Pommes de terre frites(ポテトフライ)」が定番中の定番なので、たくさん食べます。
子供の付け合わせ=「ポテトフライ」が大人気です。
冷凍ポテトも多いし、様々な形状に加工された「ポテトフライ」も多いです。
そして、専用の電気フライヤーや「Huile pour Friture(揚げ油)」もあります。
揚げ物にオススメな「揚げ油」とは?
一般的に出回っている「揚げ油」はだいたい「Huile de tournesol(ひまわり油)」が多いです。
でも、飲食店など、大量に揚げ物を扱う店舗では「揚げ油」の劣化が少ない、動物性脂肪が多く使われている事があります。
でも、ご家庭では、悪玉コレステロールが低い、植物油のピーナッツオイルとオリーブオイルがオススメです。
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