フランス、ヨーロッパを中心に現地の食材・調味料で作る日本食や地中海食料理ブログ!

【レシピ・フランス家庭料理】外はパリッと、中はふわふわの「白身魚のオーブン焼き」

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我が家は、魚好きなので、新鮮な魚が手に入ると「白身魚のオーブン焼き」をよく作ります。

魚の内臓を取り、綺麗にして、塩を振って焼くだけのシンプルな料理です。

目次

材料 (Ingrédients)

【材料】(3〜4人前)
・魚・・・1匹(タイ、スズキなど白身魚)
・塩・・・適量
 ※魚全体に行き渡る量
・レモン・・・1個
・酒(できれば日本酒 or 白ワイン)・・・大さじ1
・Herbes de Provence(エルブ・ド・プロヴァンス)・・・大さじ1
 ※ハーブ類はお子さんがいる場合、嫌がる場合があるのでお好みで!

《付け合わせ》※野菜類はお好みで!
・玉ねぎ・・・1個
・人参・・・1〜2本
・じゃがいも・・・中3個
・なす・・・1本
・ズッキーニ・・・1本
・マッシュルーム・・・大2〜3個
・ミニトマト・・・8個
・ニンニク・・・2片
・オリーブオイル・・・大さじ2
・白ワイン・・・50cc
・固形ブイヨン・・・1個(5g)
 ※フランスの固形ブイヨンなら1/2個
・塩・胡椒・・・適量

作り方(Instructions)

JAGAKO

付け合わせの野菜は種類によって火が通る時間が違うので、あらかじめフライパンで火を通しておくと魚と同じ出来上がりになります!

●魚の内臓を取り、血合いも綺麗に取り除きます。(フランスでは、魚を買う時に内臓を取るか聞いてくれ、大雑把ですが、鱗も取ってくれます)

●鱗も綺麗に取ったら、キッチンペーパーや乾いた綺麗な布巾などで、水気を取り除きます。

●塩を魚全体に振り、輪切りにしたレモンを内臓を取り出した部分と、身の部分に並べ、タコ糸で固定します。

●最後に、酒(白ワイン)を全体的にかけておきます。
※もしお時間があれば、大きな身の魚は中まで味が染みないので、30分〜1時間は、味を馴染ませてあげると良いです。

●オーブンを220度に予熱設定しておきます。

《付け合わせ》の野菜の下準備をします。

●玉ねぎとマッシュルームは、スライスし、じゃがいと人参は皮をむいて一口大、なすとズッキーニは5cmほどの短冊切りにしておきます。

●フライパンにオリーブオイルを引き、軽く包丁で潰したニンニクを入れ、香りが出るまで弱火〜中火で炒めます。

●ニンニクの香りが立ってきたら、玉ねぎ、人参じゃがいもの火が通りにくい野菜を先に炒めます。
次に、なす、ズッキーニマッシュルームを入れ、白ワインと固形ブイヨンを入れ、蓋をしたら3〜5分ほど中火で蒸らします。

●味を見て、塩・胡椒で味を調えます。

完全に火が通らなくても大丈夫です。一度軽く焼いておく事で、野菜の旨味を閉じ込め、魚と一緒に焼いた際に、生焼けを防ぐ事ができます。

用意しておいたオーブン用の耐熱皿に下焼きした野菜を入れ、最後にミニトマトを入れ、塩をまぶした魚を上に置きます。

●予熱で温めたオーブンで20〜25分ほど焼いたら完成です。

じゃがいも、人参など硬めの野菜を使う場合は、火が他の食材よりも通りにくいため、別の耐熱皿で魚よりも長時間焼くか、あらかじめフライパンで火を通しておくと対処できます。
又は、魚と一緒に付け合わせを作るのが嫌な場合は、別々で時間設定を変えて焼いても良いと思います!

JAGAKO

最後に、切り分け、魚の深部まで味が染みていない場合は、フランスのお塩で有名な「Fleur de sel de Camargueカマルグ産のフルール・ド・セル)」をパラパラとひとつまみ加えるとぐっと美味しさが増します!

【本日の調味料】「Fleur de sel de Camargueカマルグ産のフルール・ド・セル)」

「Fleur de sel de Camargueカマルグ産のフルール・ド・セル/塩の花)」は、南仏のを代表する、純粋な塩化ナトリウムに近い天然海塩です。

海水が蒸発して塩になる時、最初に表面に浮き上がった一番塩のため、一般的に使われてるお塩よりも生産量が少なく、高級塩として重宝されています。

そんな「fleur de sel」の特長は、ミネラル、カルシウム、マグネシウムの含有量が高く、他の塩よりもマイルドな風味があるため、食材の下味、料理の味付けよりも仕上げ用の塩として使われることが多いです。

フレンチ家庭料理小話

フランスでは、家庭料理の代表でもあるオーブン料理や煮込み料理と言ったらドーンと大きめの食材を、ナイフとフォークを使って自分の好みの大きさに切り分けながら頂きます。

だから、日本食の様にあらかじめ細かく切っておく必要がなく、義理母が作ってくれる料理は(大きさにもよりますが)じゃがいもなら皮を剥いただけ・・・
時には、じゃがいもの種類によっては皮ごと食べる食文化があります。
(例えば、冬の国民食ラクレットの付け合わせなど)

そんな状態の付け合わせが多いので、細かく野菜を切らずに、大きめの野菜の存在価値を確かめながら食すのもフレンチ家庭料理の特徴です。

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