フランスの家庭料理では「Purée de pommes de terre(マッシュポテト)」は、定番中の定番な付け合わせです。
「マッシュポテト」と一言で言っても実は、基本のプレーンなモノから、それぞれ家庭の味があります。
今回は、ナツメグをアクセントに使ったフレンチママン伝授の「マッシュポテト」をご紹介します。
材料 (Ingrédients)
【材料】(4〜6人前)
・じゃがいも(男爵芋)・・・1kg
・水・・・適量(目安:2L)
・塩(粗塩)・・・大さじ1
※水1Lに対して塩大さじ1/2が目安
・バター・・・20g
・牛乳・・・150cc〜
・生クリーム・・・大さじ2〜
・塩・・・小さじ1/2〜1
・胡椒・・・適量
《お好みで》※無くてもOK
・ニンニク・・・1片
・ナツメグ・・・大さじ1/2
作り方(Instructions)
●マッシュポテトには、ホクホク食感の男爵芋系がオススメです。
●じゃがいもの皮を向き、一口大に切り、水にさらしておきます。
●底の深い鍋を用意し、水を切ったじゃがいも、皮をむいたニンニク、下味用の塩と水を入れ、強火で沸騰させます。
●沸騰したら中火に変え、ナイフ(竹串)を刺して、スーッと通るまで煮込みます。
※約20〜25分程
●じゃがいもが完全に茹で上がったら、にんにくと水を捨て、熱いうちにマッシャーで全体的に潰します。
●バターを加え、ある程度潰せたら(温めた)牛乳を加え木べらでよくかき混ぜます。
●段々、しっとり、もったりしてきます。
ココで一手間!!
一度こし器でこすと滑らかな口当たりになります!
●我が家は基本的に、サラダや研いだ米などの水切り用で使っているIKEAのこし器を利用しています。
丈夫で、水に強くかなり重宝しています。
●じゃがいもが水分を吸収してもったりしてきたら、生クリームを加え、じゃがいもの柔らかさを調節します。
●お好みの滑らかさになったら、最後にナツメグ、塩・胡椒をして味を調えたら完成です。
マッシュポテトは、お肉にも魚にも合う付け合わせです。
子供が好きなじゃがいも料理の一つで、フランスでは小さい時から食べられているママンの味です。
サッと、焼いたソーセージに合わせたり、バゲットに付けて食べたりします。
「マッシュポテト」を美味しく作るコツとは?
●絶対にミキサーなどのかくはん器は使わず、バター(脂肪分)と牛乳(水分)を加えて、全体的にクリーム状にさせる
● 冷たいバターを使うと、茹でたばかりの熱いじゃがいもと合わせる事で、バターが早く溶け過ぎずに、すぐに吸収されるのを防ぐ役割を持っている
●温めた牛乳には、マッシュポテトがすぐに固まらずに、滑らかなクリーム状になる働きがある
【本日の食材】「マッシュポテト」に最適なじゃがいもとは?
フランスでは、日本と違いじゃがいもの種類がとても多いです。
それも、じゃがいもは料理によって相性があり、それに合わせてじゃがいもの種類を使い分けます。
一番「マッシュポテト」に合うじゃがいもは日本だと「男爵芋」が有名でしょうか。
男爵芋は、でんぷん質が多く、粘り気のあるのが特徴なので、湯がいて、潰して、漉して、滑らかにした「マッシュポテト」は最高です!
じゃがいもの選び方とは?
フランスでは誰もがわかりやすい様に”Frites(揚げ物)、Purée(マッシュポテト)、Potage(スープ)”など、一般的な料理に合わせるための分かりやすい説明や絵が描いてある場合があるため、どのじゃがいもを買おうか迷ったら何の料理に使うかで選べば外さないです。
【本日の食材】定番料理だからこそ、時短メニューの「マッシュポテト」がある
渡仏当初、すぐに妊娠してしまった私は、単身赴任で週末しか南仏に戻ってこない夫の母が心配してくれ、義理母宅に、よくお邪魔していました。
つわりが酷かったので、義理母がよく料理を作ってくれたのですが、その時に教えてもらった、フレンチママンの時短料理に、粉状になった”じゃがいもの素”を、水で溶かして火にかけるだけで、滑らかな「マッシュポテト」になるこちらの商品を教えてもらいました。(電子レンジでもできます)
何が衝撃って、粉と水だけで「マッシュポテト」になる!笑
湯がいて、潰す手間がないので、平日の晩餐に時間をかけないフレンチママンならではの時短メニューです。
中は、小分けになった袋になっているので、その都度、欲しい分だけ作ることができます。
特に、単身者、子供が独立したお年寄りの方に重宝されるのだとか。
味はお好みで調節できる様になっています!
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