サーモンと生クリームはとっても相性が良い食材です。
今回は、生クリームを使用した「Saumon et épinards à la crème(サーモンとほうれん草のクリーム煮)」をご紹介します。
材料 (Ingrédients)
【材料】(4人前)
・オリーブオイル・・・大さじ2
・ニンンク・・・1片
・サーモン・・・4切れ
・白ワイン・・・50cc
・玉ねぎ・・・1/2個〜1個(目安:200g)
・ほうれん草・・・100g
・しめじ(マッシュルーム)・・・一房
・パルメザンチーズ・・・大さじ1
・生クリーム(牛乳)・・・100cc
・粒マスタード・・・小さじ1
・塩・胡椒・・・適量
《付け合わせ》
●Purée de pommes de terre(マッシュポテト)
・じゃがいも・・・大4個(500〜600g)
・水・・・適量(目安:1L)
・塩(粗塩)・・・大さじ1/2
・バター・・・30g
・生クリーム(牛乳)・・・50cc
・塩・胡椒・・適量
作り方(Instructions)
付け合わせのマッシュポテトを作ります
●じゃがいもの皮を向き、一口大に切り、水にさらしておきます。
●底の深い鍋を用意し、水を切ったじゃがいもを入れ、下味用の塩と水を入れ、強火で火にかけます。
●沸騰したら中火に変え、竹串を刺して、スーッと通るまで煮込みます。
●じゃがいもが完全に湯がけたら、水を捨て、マッシャーで全体的に潰して、バターを加え、ある程度潰せたら、生クリームを加え、木べらでよくかき混ぜます。
●最後に塩・胡椒をして味を調えたら完成です。
●下茹でする際に塩を加えているので、全体的に味がしみていますが、電子レンジで時短する場合は塩味が染み込まないので、最後に強めのお塩で味を付けてあげると美味しく仕上がります。
●口当たりを良くするために、最後にこしてあげると滑らかな上品な食感になります。
サーモンとほうれん草のクリーム煮を作ります
●サーモンの片面に塩・胡椒をしておきます。
●フライパンにオリーブオイルを敷き、サーモンを入れて両面焼き、白ワインを加え(フランベ)アルコールを飛ばします。
※一般家庭では、フレンチの伝統的な「フランベ」をしなくても、少し時間をかけてアルコールを飛ばせば十分です!
Flambé(フランベ)とは?
●調理の最後にブランデーなどアルコール度数の高いお酒をフライパンや鍋に入れ、一気にアルコール分を飛ばし、仕上げの香り付けをする調理法
●日本の「煮切り」に近いですが、 今の時代、ガスコンロではなく、IHコンロが主流のため、チャッカマンやマッチで着火します
●サーモンを一旦取り出し、同じフライパンに、みじん切りにしたニンニクを入れ、香りが出たら、スライスした玉ねぎを入れて、全体的に火が通るまで炒めます。
●玉ねぎに火が入ったら、ほうれん草を加え、しんなりしてきたら、パルメゼンチーズ、生クリーム、粒マスタードを入れて、野菜とソースがよく絡む様に炒め、塩・胡椒で味を調えます。
●取り出しておいたサーモンを加え、全体的に味が染み込む程度、軽く煮込みます。
●お皿に、付け合わせ(マッシュポテト)、サーモンを盛り、最後にソースをかけたら完成です。
今回は、付け合わせがマッシュポテトだったので、サラサラのソースの方が絡みが良いのでオススメですが、パスタやご飯など、ソースにとろみがあった方が良い付け合わせの場合は、ソースだけ残して、小麦粉(大さじ1)+ 水(大さじ3)を加えて煮詰めると、トロみのあるソースになります。
【本日の食材】「Crème fraîche(クレーム・フレッシュ/生クリーム )」
フランス料理に欠かせない「crème fraîche(クレーム・フレッシュ/生クリーム )」は、パスタ、スープ、ピザ、キッシュ、魚料理、肉料理、ソース各種、ケーキなど、様々な料理に使います。
日本だと「生クリーム 」=「高カロリー」なイメージがありますが、一言で「生クリーム 」と言っても、乳脂肪分の低い(12〜20%)液体状のクリームから、 お菓子に使われる乳脂肪分30%以上の生クリームなど、様々な「生クリーム 」がフランスでは販売されているため、何を選べば良いのか混乱してしまいます。
料理で使う場合は、牛乳よりも濃厚で、お菓子用の「生クリーム 」よりも軽い「crème fermentée(クレーム・フルーレット)」がオススメです。
生クリームの特徴
●カルシウム豊富
●飽和脂肪酸とコレステロールが高い
●高カロリー
●乳糖
●未滅菌、または低温殺菌のクリーム
●低温殺菌された生クリームは、最大4 ℃で冷蔵保存、製造日から30日間、開封後2日間の保存が可能
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