一言で「たこ焼き」と言っても、お家の味って違いますよね。
基本の材料は、”小麦粉(薄力粉)、だし汁、卵がベースで、たこ、天かす”など、中に入れる具によって味や食感が変わるのが「たこ焼き」の面白さでもあります。
本日は、愛知県民の私が当たり前だと思っていたキャベツ入り「たこ焼き」をご紹介します。
材料 (Ingrédients)
【材料】(20個×2回)
《生地》
●小麦粉・・・200g
●水・・・800〜900cc
●顆粒だし(白だし)・・・小さじ1
●醤油・・・小さじ1
●卵・・・S:4個/M〜:3個
●塩・・・ひとつまみ
・(あれば)山芋・・・50g
・サラダ油(鉄板用)・・・適量
《具材》
・(切った)茹でたこ・・・40個〜
・キャベツ・・・100g〜
・ねぎ・・・30g〜
・天かす(揚げ玉)・・・50g〜
※かっぱえびせんで代替可能
《ソース》(お好みで)
・たこ焼き(お好み焼き)のソース
・マヨネーズ
・からし
・鰹節
・青海苔
《その他の具材》
・ねぎ
・ハム
・コーン
・とろけるチーズ
・紅ショウガ
作り方(Instructions)
●サラダ油と山芋以外の《生地》の材料を泡立て器でよく混ぜ合わせて、2〜3時間冷蔵庫で寝かせる。
出来れば、前の晩に作り、1日中寝かすと生地が滑らかになります。
※山芋を入れて寝かせると色が若干変色してしまうので、焼き始める前に入れるのがベスト
●茹でたこは、1cmくらいの大きさに切り分けておきます。
●たこ焼き器を用意し、サラダ油を鉄板のくぼみに流し込みます。
もし、油が多かった場合は、たこ焼き用の油引きか、キッチンペーパーで拭き取ります。
●天かす(揚げ玉)を入れ、香ばしい匂いがしてきたら、よく混ぜた(振った)生地を全体的に流し込みます。
●キャベツ、ねぎ、茹でたこを入れ、片面が焼けたら、くるくる回しながらヒックリ返し、全体が焼けたら、完成です!
●焼きあがったら、お皿に盛り、お好みでソースやマヨネーズをかけてお召し上がりください。
具材のキャベツを入れると、クルクル焼きあげる間に、キッチンが汚れるのが嫌な場合の対処法
・生地の中にキャベツも入れ、一緒に生地を流し込むとキャベツが飛び散らずに、後片付けが楽です!
カリふわ!な「たこ焼き」にしたい時の裏技
・ホットドック用のマスタード(ケチャップ・マヨネーズ)ソースの容器(ソースディスペンサー)があれば、その容器にサラダ油を入れ、焼き上がる直前に、全体的に油を注ぎ、蒸し焼きにすると外はカリッと、中はふわふわな「たこ焼き」ができます!
・容器は、100円均一ショップやIKEA(GRILLTIDER Flacon souple:1,99ユーロ/2個)で購入できます
【本日の食材】Dioscorea japonica/Igname(山芋)
フランスのBIOショップやアジアスーパーに行けば、「Dioscorea japonica/Igname(山芋)」が手に入ります。
ただ、季節の食材として通年出回っている訳ではないので、見つけられればラッキーです!
ちなみに、表記の仕方は店舗によって「YAMA-IMO (IGNAME)」っと、日本語の”山芋”っと書かれている場合もあります。
新鮮な「山芋」を発見できれば、マグロを買ってきて、マグロのとろろ丼や豆腐ステーキ、がんも、つくね、そして「たこ焼き」が我が家の定番料理です。
【本日の食材】Shrimp Crackers(かっぱえびせん)
関西出身のお友達から伝授された、天かすや揚げ玉の代わりに「かっぱえびせん」の代替品を教えてもらいました。
関西の「たこ焼き」は、小麦粉(薄力粉)、卵、だし汁、ねぎが基本のシンプルなレシピなので、そこに欠かせないのが天かすなのだとか。
確かに、天かすが入ってるだけで、香ばしく、だし汁の旨味を吸収して美味しいです。
でも、海外に住んでいると、天かすだけでは販売されていないので、作る事になるのですが、上手に天かすを作るにはある程度、綺麗な油が必要になるので、手間だったりします。
お菓子の「かっぱえびせん」が、もしあれば、パッと入れて作れるので、オススメです。
ちなみに「かっぱえびせん」、人気なのでしょうか?(笑)
最近、フランス系スーパーのアジア系コーナーでも見る様になりました。
【本日の調理器具】持ち運び便利な「たこ焼き器」
私が渡仏した時、炊飯器よりも使用頻度が絶対に低いはずの「たこ焼き器」を迷わず持ち込みました。
それも、ガスコンロ式(笑)
フライパン式で十分なのに、なぜかガス式(苦笑)
以前は、Iwatani製のガスボンベもヨーロッパ国内で(ドイツを拠点に)販売されていましたが、今は撤退してしまい、中国・韓国系のガスボンベしか手に入らなくなってしまいました。
難なく使えますが、自己責任なので、オススメはしませんが、ガス式サイコーです。(笑)
海外在住だからこそ知る本当の「たこ焼き」の味
海外に住んでいると、ホームパーティーで「たこ焼き」が登場する事がとても多いです。
それは、たまたまですが、南仏在住の日本人妻が関西出身の人が多い事もあり、そこで知った「たこ焼き」事情。
私は愛知県民なので「たこ焼き」=「キャベツ」入りが地元では定番でした。
でも、関西のお友達から、キャベツは邪道だと教えてもらい目から鱗でした。
関西の定番は「たこ焼き」=「ねぎ」なのだと。
だから、具材が中にほとんどない、ふわふわ感が関西の「たこ焼き」の定番だと知りました。
実際に、何度も関西方面に行く度に「たこ焼き」を食べてきましたが、
ふわふわ美味しいなぁ〜!
くらいしか思っていなかった。っという事(笑)
渡仏前までは食べるのが専門で料理なんて皆無だったので、実際に作ってみて、改めて違いを知る様になりました。
これが、いろいろな地域から集まる海外生活の面白いところでもあります。
関東と関西出身の人では、やっぱり味の好みが違います。
私は、その間の中部地方出身者なので、例えば、醤油ベースの関東とだしベースの関西、どちらの影響も受けた食文化があり、そこから発展した独自のご当地料理の文化もあります。
そんな臨機応変に対応できる地域出身者なので、できる限り人が集まるパーティーでは、意識しながら料理の献立を考えます。
違う食文化があるからこそ、そこには面白さがあります。
コメント