“春巻き”っと言ったら、揚げた”春巻き”が定番でしたが、フランスへ来てから、ベトナム料理店へ行く機会が増え、食べる機会も増えた「生春巻き」。
中の具材を変え、付けダレやソースを変えるだけで、いろいろな味が楽しめるため、海外に住んでいると持ち寄りパーテイーメニューで良く登場する「おもてなし料理」にもなる「生春巻き」です。
材料 (Ingrédients)
【材料】(6本分)
・ライスペーパー・・・6枚
・春雨・・・一房
・(冷凍)海老・・・12尾
・人参・・・1本
・きゅうり・・・50g
・アボカド・・・1個
+レモン汁・・・大さじ1
《その他、具材例》
・kiri(クリームチーズ)、スリミ(カニカマ)レタス、サーモン、生ハム、パパイヤ、パクチーなど
《生春巻きのタレ:スイートチリソース》
●水・・・50cc
●酢(ホワイトビネガー)・・・50cc
●ナンプラー(塩)・・・小さじ1(塩:小さじ1/2)
●砂糖(グラニュー糖)・・・大さじ1〜
●赤唐辛子・・・1本→細かく輪切り
●(小さめの)ニンニク・・・1片→みじん切り
●生姜・・・1片→みじん切り
(とろみ液)
・コーンスターチ(片栗粉)・・・小さじ1
+水・・・大さじ1
《その他、お好みのタレ・ドレッシング》
・自家製ごまダレ
砂糖を「蜂蜜」にすると甘さが際立たずまろやかになります!
スイートチリソース(Sauce sucrée au piment)とは?
●ベトナム料理やタイ料理で定番なソース
●唐辛子のピリッとした辛さと、お酢と砂糖の甘酸っぱさがマッチした、辛くて甘い酸味のきいたのが特長
●主に、生春巻きや揚げ物に合わせるソース
作り方(Instructions)
●まずは、沸騰したお湯で、乾燥春雨を戻し、お湯を切り、冷水でよく冷ましておく。
●アボカドは皮をむき、種を外し、スライスしてレモン汁をかけて、変色するのを防ぐ。
●生春巻きのタレを作っておく。
《春巻きのタレ:スイートチリソース》のコーンスターチ(片栗粉)以外の材料を小鍋に入れ、ひと煮立ちさせたら火を止め、水で溶いたとろみ液を入れ、粗熱を取ったら、冷蔵庫で冷ましておく。
●ライスペーパーを全体的に濡らし、春雨、きゅうり、人参、アボカド、海老の順で並べる。
●1/3くらい織り込む。
●さらに織り込む。
●両端の左右を内側に向かって織り込む。
●最後に、海老が見えるようにクルりと折り込んだら完成!
【本日の食材】生春巻きの皮「Galette de riz(ライスペーパー)」
フランスに住んでいると、いろいろな 「Galette de riz(ライスペーパー)」を発見するのですが、定評なのがベトナム産のライスペーパーです。
表記には、各メーカーによって違うのですが、日本人でも分かりやすい「Rice paper」もあれば、「Feuilles de Riz(直訳して米の葉)」っと、フランス語の説明表記もあります。
大きさも様々で、大きいものから小さいもの、さらには半円の「ライスペーパー」もあります。
半円の「ライスペーパー」はどうやって使うのか分からず、フランスの語学学校で一緒だったタイ人のマダムから、一口サイズの小さい春巻きを作るのだと教えてもらいました。
郷に入っては郷に従う!
日本じゃないからこそ知る食文化がココにはあります!
【本日の食材】日本でも販売されている「乾燥春雨」
フランスでは「春雨」の事を「Nouilles en verre(ヌイルゾンベール)」と呼びます。
日本では、じゃがいもやさつま芋を原料としている場合が多いですが、フランスでは、主に中国産が多いので、緑豆(りょくとう)を原料にした「乾燥春雨」だと説明表記されている場合が一般的です。
ちなみにフランスでは、日本の鍋に使われる「しらたき」同様、ダイエット食の部類に入るそうで、アジア料理=ヘルシーなイメージが強いのも面白い発見です。
【本日の食材】フランスで定番の「スイートチリソース」
アジアスーパーに行けば、市販の「sauce pimentée sucrée(スイートチリソース)」も手に入ります。
ただ、私にはちょっと甘すぎるので、始めから自分で作るか、日本人向けに作り変えてしまいますが、甘めが好きなフランス人には、結構美味しいと高評価です。
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